風とビスコッティ

第3回ゴールデンエレファント賞受賞「クイックドロウ」作者です。ある日ブログのタイトルを思いついたので、始めることにしました。できれば世の役に立つ内容を書き記していきたいと思っています。

立ち食い蕎麦と『スカイ•クロラ』

昔、何かの雑誌のインタビューで、映画監督の押井守が『富士そばの天ぷら蕎麦の、かき揚げを柔らかくして食べらのが好きだ』と言っていた。
当時、上京したてだった僕は圧倒的にコロッケ蕎麦派だったので、『ふにゃふにゃの天ぷら蕎麦?分かってないな』と思ったものだ。

そのせいか(?)押井監督の作品に触れる機会も少なく、世代的にはみんな大好きな攻殻機動隊も、ちゃんと観たことがない。
正確には、一度テレビで観たような気がするのだが、設定がややこしくてストーリーについて行けなかった記憶がある。

あれから歳月が経ち、ふにゃふにゃの天ぷら蕎麦が美味いと感じられるようになった。
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この機会に、今後は押井監督の作品も観てみようと思う。

こないだ飛行機の中で観た『スカイ•クロラ』はよかった。抑制の効いた静かな物語で、はっきり言って何度も眠くなったが、見終わった後に後ろ髪をひかれるような余韻が残った。
子供の頃、夏休みに観た『銀河鉄道の夜』と同じような印象。観ている間は苦痛だが、後々まで忘れられないというのも、物語の一つの価値だと思う。

まあ、戦闘機がバンバン撃墜されるので、フライト中に観る映画ではないと思うけど。


家系ラーメンと総合格闘技とフィリップ・コトラーと

ジムで汗を流し帰ろうとする私を、代表が呼び止める。近所の家系ラーメン屋が始めた50円のチャーシューご飯が美味いのだと。

しかし、ジムで運動した後に家系ラーメンを食べることは、プラスマイナスでプラスになってしまう。だから私は練習後の家系を封印したのだと告げる。
だが代表は言った。
『あの店のチャーシューご飯は炊き込みご飯のようになっていてあっさりしているのです』
『逆に考えるんです。家系ラーメンではなく、チャーシューご飯を食べに行くのだと』
『あの店には半ラーメンというものもあります。半ラーメンの半分は優しさでできている』

私は納得し、半ラーメンとチャーシューご飯を注文することにした。
店員さんにチャーシューご飯の大きさを問われたので、大きい方でと答えておいた。
数分後、全ラーメンにしか見えない半ラーメンと、がっつりチャーシューが盛り込まれた丼飯が届いた。

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ウチの代表はこうして会員をデブらせて、退会できないように仕向けているのだろう。

コトラーは“マーケティングとは、利益を生み出す顧客を引き付けて離さないようにする技術”と断じた。これぞまさに家系マーケティングと呼ぶべき恐ろしき手腕だ。

ラーメンそのものは、美味しかったブヒ。

麺家 黒 - 目黒/ラーメン [食べログ]

ビスコッティとビル・コンティ

字面が似てるせいで、ビスコッティの話をすると作曲家ビル・コンティを思い出します。

 

ビスコッティ(英語:biscotti)

イタリアを代表する焼き菓子。語源は「二度焼いた」という意味で、英語のビスケットと共通する。コーヒーに浸さず齧ると、弱った歯が欠ける恐れのあるハードな焼き菓子。

 

ビル・コンティ(英語:Bill Conti)

アメリカを代表する作曲家。「ロッキー」や「ロッキー2」、あるいは「ロッキー3」などの劇中曲で有名になった。当時は日本全国の中学生が、生卵を一気飲みする時のBGMとして彼の曲をかけた。

(※wikipediaによると「ロッキー5」「ロッキー・ザ・ファイナル」にも楽曲提供してるみたいですが、4だけ何故か参加してないの??)

 

 

ビル・コンティについては「ロッキー」の曲の人、としてしか知らなかったけど、調べてみると「ベストキッド」「ロックアップ」「グロリア」「マスターズ/時空の覇者」など、色々な映画に曲を提供しているそうですが・・・・・・何か、いずれも木曜ロードショーでお目にかかったようになラインナップですな。

後、「パラダイスアレイ」や「勝利への脱出」、「ザ・ボディガード」(スタローン主演の方)など、S・スタローンの出演作への楽曲提供が多いですね。

ご家族の方・・・・・・か舎弟なんでしようか。