ストーンヘンジとエイブベリーの幽霊パブ その1 ~イギリス旅行~
イギリスの三大ミステリーと言えば、謎の巨石群ストーンヘンジ、ネス湖の怪物ネッシー、ポール•マッカートニーの死亡説なわけだが、この夏、ストーンヘンジにお邪魔してきた。
ロンドンからソウルズベリーへ
ソウルズベリーはストーンヘンジにアクセスするための拠点だ。それほど大きくはないが、南側には歴史ある大聖堂があり、趣を感じさせる町である。
町の中心にある広場で美味いステーキを食べ、川沿いにあるパブでエールを飲んだ。
酔っ払わないうちにストーンヘンジに行ったほうがいい。誘惑が多いから気をつけよう。
ストーンヘンジはソウルズベリーから10キロほど北に位置している。歩くのが好きな人は三時間くらい歩けばたどり着けなくもないが、町の中からツアーバスが出ているので普通はそちらを利用する。
http://www.thestonehengetour.info/route
一時間に一本。ストーンヘンジまでは30分くらい。季節によって時刻表が違う。
The Route of The Stonehenge Tour | The Stonehenge Tour
料金は運転手さんに直接払う。このツアーバスはストーンヘンジの入場料が含まれており、乗っていけばそのまま観光ができる。個人で直接行く場合には別途WEBサイトから予約が必要という噂もある。ご注意を。
料金は幾らだったか忘れたが、僕の前に乗ろうとしていた中国人の大学生たちが、値段を聞いて溜息をつきながら払っていた。まぁ、それぐらいの価格だ。
ちなみにバスはソウルズベリーの駅前が始発。
街中の幾つかのバス停からも乗ることができる(ストーンヘンジツアーの目印がある)が、分かりづらければ駅から乗るといいだろう。
お触り禁止の巨石群
二階建てのバスに乗ったら、田舎道を北へと向かう。バスは思いの他スピードを出す上、道が狭いので道路わきの木々の枝がバンバンぶち当たってくる。調子に乗って二階席最前列に座ると、お願いしていないのにスターツアーズのようなスペクタクルを味わうことができる。まぁ、びっくりして「うわっっ!」と大声を出すはめになると思うが。
後ろの席で中国人の大学生たちがクスクスと笑っていた。
30分ほど走ると、ストーンヘンジのビジターセンターが見えてくる。
安藤忠雄っぽい建築物なので、たぶん安藤忠雄が設計したのだと思う。というか、世界の建築物の半分はTADAO ANDOで出来ている。
ツアーバスに乗って訪れた場合、降りた後で運転手さんが団体受付からチケットを取ってきてくれるので、それを持ってからビジターセンターに向かう。売店やトイレ、音声ガイドの貸し出しブースがあり、いよいよストーンヘンジの見学が始まるのだという気分が高まる。
だが、それは罠だ。そこはストーンヘンジじゃない。
ストーンヘンジはそこから小さなシャトルバスに乗り換え、さらに五分ほど走った先にある。シャトルバスには大行列だ。ストーンヘンジに着いたと安心して売店を覗いてたりすると乗り遅れる。注意しよう。
シャトルバスを降りると、ストーンヘンジは目の前だ。
目の前だが、柵に囲まれているせいで近づけない。100メートルほどの距離を置いて周囲をグルグル回ることになる。
音声ガイドによる解説もそこそこボリュームがあるので、駆け足で見学しても30分はかかるだろう。気をつけたいのが帰りの時間だ。シャトルバスが混むこともあるので、あまり遅くならないよう、訪問する時間には気を配った方が良い。
巨石群を見た感想だが、あまりに遠すぎてちょっと残念な感じだった。
期間と人数を限定して、柵の中に入れるツアーもあるらしいのだが・・・・・・。
この無念は、翌日のエヴベリーで果たすことになる。会いにいける巨石群、幽霊パブについては、また後日アップする。
おまけ。
売店で売っていたストーンヘンジ“Rock”Tシャツ。
“Rock”じゃなくて“Stone”だろ?と突っ込みを入れつつ、そもそも“Rock”と“Stone”の違いを知らない自分に気づいた。
まぁあれだ、“Rock”はピープルズ・チャンピオンで“Stone”はガラガラ蛇だってことだろう。
photo credit: david_shankbone via photopin cc